でもやっぱり心配で、入所する前に

「私のような背の低い女の子でも、400ccの免許は取れるでしょうか?
                 それに、二輪に全く触ったことがないんですけど・・・」
と聞いてみると、あっさり

「大丈夫ですよ。あなたより小柄な人でも免許は取れますし、女の子もたくさん教習にこられてますよ」

そういわれて、入所しました。

でも、現実はきびしかった・・・バイクが起きない!押しても引いてもピクリとも。
(しかも女の子いない・・・嘘つき〜〜(>ω<))

他の人はもうバイクに乗っているのに、私はまだコケたバイクと格闘中
さらには取り回しだけで、何度バイクをコカしたか。
普通にバイクを押すことすらできません。

「指一本でも支えられるよ」
とやってみせられても、私はどうしてもどちらかに傾いてしまうのでした。

ちなみに、初めて引き起こしができたのは、急制動でコケたとき(笑)

コケて痛かったのですが、早くバイクをどけないと後ろの人の迷惑になります。
自分一人しかいないその状況で、
絶対無理だよ〜〜(T◇T)
と思いながらもバイクを起こしてみたら、今まで、あんなに頑張っても、ビクともしなかったバイク君が、なんと、いとも簡単に「スッ」と起きたではありませんか!!

あまりにもうれしくてうれしくて、指導員の先生に

「センセー、バイク起こせたよー!!」

と言ったら、

「ごめん、見てなかった・・・」

とサラリと言われてしまい、ちょっと悲しかったです(・ω・` )

それからも、いろんな課題でひっかかりつつも、熱心に指導していただき
(マンツーマンどころか、マンツースリーぐらい(笑)のときもありました。)
奇跡的に、どうにか、卒検も一回で合格できました。(一本橋、7秒切りましたけど(^_^;))
乗りたい・・・そうは思っても、なかなか決心はできませんでした。
教習車には足がつかないだろうし、まして私は非力。
その上、原付にも触ったことがないほど二輪には全く縁がなかったので、知識はゼロ。(バイクのウィンカーは消すのも手動ということすら知らなかった)
こんな私に400ccバイクの免許なんて取れるはずない・・・
そんなことを思いながら日々すごしていました。
でも、後ろに乗せてもらうたびに「運転したい」という気持ちが沸き起こり、揺れていました。

でも、最終的には
「自分でこのバイクを動かしてみたい」
という気持ちが勝ち、誰にもナイショで免許をとりに、教習所へ行くことに決めたのです。

その自分の不安を和らげ、後押ししてくれたのは、「ちびっこさん」
活気のあるHPを運営しておられ、私より小柄な体格でありながら、バイクを操っておられます。さらに引き起こしやその他のアドバイスがたくさん載っていて大変参考になります。私もとても勇気付けられました。
(リンクのページにリンクを貼っております。ぜひ行ってみてください)
ずっと後ろにのっているうちに、「乗せてもらう自分」に飽きてきたのです。
「私も運転したいなぁ・・・」そんな思いが漠然と沸き起こるようになり、それが日に日に増していました。
はじめは怖かった風を切る感覚も心地よくなっていました。
アメリカンバイクとの初対面
免許をとるぞ
背は低いし、力はないし、二輪なんて扱えるのだろうか・・・??
後ろに飽きた・・・
18歳で車の免許をとり、ずっと車に乗っていた私が、20歳を過ぎた頃に
なぜ今まで全く無縁だったバイク乗りになったのか。
念願の免許取得・・・・でも・・・!!

私がバイクに跨ったわけ

ある日私は、友達の家のガレージで初めて「アメリカン」という種類のバイクを見たのです。
ネイキッドしか知らなかった私は、かなり驚きでした。(ネイキッドという呼び方すら知らなかった・・・)
そのときみたバイクは「これ動くの?」と聞きたくなるような状態で、全然魅力を感じませんでした。
今から思えばシーズンに向けて、バッテリーがきれていたので、押しがけをしようとしていたのでした。

数日後、後ろに乗ってみるように誘われました。私は「オートバイ=族」プラス「とても危険」という短絡的な印象を持っていたのでずっと断り続けていました。

でも何度も誘われて、一度乗ってみたのでした。これが運命のバイク初体験です。

はじめは運転者にしがみついて、景色なんて見ていませんでした。それが、だんだん慣れてきて、どこも持たずに、たばこを吸いながら乗るようになっていました。

そのバイクはリジットだったので、乗り心地はあまり良くなかったのですが、スタイルはとても好きでした。
夢にまで見た免許をやっと手にしましたが、免許をとれば、バイクが欲しくなるのが性。
早速私はあこがれのSTEEDを手にいれるべく動き始めるのでした。

しかし、これは、極秘行動。なんと、バイク購入はおろか、免許取得さえも家族にはナイショでやっていたのです。ばれたら絶対に許してもらえるはずがなかったのです。

女の子ならばたいてい、バイクの免許、または購入を親から止められると思います。どうやって、親に納得してもらうか、私の例はあまり参考になりませんが、別のページで紹介したいと思います。